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2009年1月25日 (日)

長塚節の「土」。

きょうも寒いwobbly そしてまだ雪snowが残っています。

長塚節の小説で「土」というのがあります。

ずっと昔 独身の頃に読んだ小説ですが 

すごく おもしろいとか感動したとか そんなのではなく

なんか ずしっと心に残った本でした。

最近のように 毎日 不景気・派遣切れ・寒いのに住む所もないとかいう報道

ばかり見ていると 何かこの小説を思い出してしまいました。

明治か大正の頃の小作農の人達の暮らしを書いたものです。

貧困と 寒さと 暗ーい というイメージで・・・・。

そしてそれをどうしようもない・・・・。

その様子が淡々と書いてある。

現在のように「大変だからどうにかしてくれ!!」とか

声をあげることもなく。

「生活保護だ!!国がなんとかしろ!」

とか もなく。

ただ 今を生きていくだけで せいいっぱいという生活で

将来への希望も何もないthink

ぎりぎりのセーフティーネットはお互い貧しい 近所の人達。

雪国とかいう設定ではないものの 

寒さの描写が読んでるだけで身にしみる

ような うまい 表現です。

作者の長塚節も

 自分の言いたいことはこれだとか前面に出して 

書いているわけでもなく

その貧困の様子。寒々とした様子。農作業の大変さ。

を忠実に描いてる。

だから 余計に心に残るのかも?

その作者 長塚節自身は豪農の出なのだけど 

彼は30代で亡くなってる。

寒い冬の日 ふと 思い出し もう1度読んでみてもいいかな?

と思いました。

繰り返しになりますが けっして 面白くはない 

気持ちの暗くなる本

です。でも心に残ります。

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